ケアマネが嫌がるLINE登録のお願い

施設のスタッフとケアマネジャーがスマホを見ながら話している様子
この記事の目次
  1. ケアマネがLINE登録をためらう理由
  2. 嫌がられない頼み方——「何を送るか」を先に約束する
  3. 登録してもらった後こそ、約束を守る
  4. まとめ|必要な情報を、必要なだけ。それが信頼になる

施設のLINE公式アカウントにケアマネが登録してくれていれば、空きが出たときにすぐ知らせることができます。電話やFAXで一件ずつ連絡する手間もいりません。ケアマネ経由の紹介を増やしたい施設にとって、これはかなり強い武器になります。

ところが、いざ「LINE登録をお願いできますか」と頼むと、たいてい渋い反応が返ってきます。私自身、ケアマネのところへ営業に回っていた頃、何度もこの空気を感じました。なぜケアマネはLINE登録を嫌がるのか。そこを理解すると、頼み方は変わります。

ケアマネがLINE登録をためらう理由

ケアマネがためらういちばんの理由は、個人のスマホに仕事の通知が増えることへの抵抗です。

ケアマネは、たくさんの施設や事業所と付き合っています。その一つひとつにLINE登録していたら、通知があっという間に溢れてしまう。しかもLINEは、本来プライベートの連絡ツールです。そこに仕事の営業が入り込んでくることへの警戒が、どうしてもあります。

加えて、「一度登録したら、しつこく営業の配信が来るのではないか」という不安もあります。この不安があるかぎり、「LINE登録お願いします」とだけ頼んでも、やんわり断られて終わります。嫌がられているのは登録そのものではなく、その先に来るかもしれない大量の通知です。

嫌がられない頼み方——「何を送るか」を先に約束する

ケアマネの不安が「余計な通知」にあるなら、解き方はシンプルです。登録してもらう前に、「何を送るか」をはっきり約束してしまうことです。

2-1 送るのは「空室情報だけ」と、先に伝える

「お送りするのは、空きが出たときのお知らせだけです」。この一言を、登録をお願いするときに先に伝えます。営業の配信はしません、と約束する。たったこれだけで、ケアマネの警戒はかなり解けます。

ケアマネが恐れているのは、登録後に何が送られてくるか分からないことです。中身を先に絞って見せてしまえば、「それなら登録しておこうか」となりやすい。送る情報を限定することは、こちらの手を縛るようでいて、実は登録のハードルを大きく下げます。

2-2 ケアマネ側のメリットを示す

登録は、あくまでケアマネのためになる、という形で伝えます。空きが出た瞬間に分かれば、空室確認の電話をかける手間が省けます。「空室状況、わざわざお問い合わせいただかなくても、空いたらこちらからお知らせします」。これはケアマネにとって、地味に助かる話です。

施設側の「紹介してほしい」ではなく、ケアマネ側の「手間が減る」を前面に出す。同じ登録のお願いでも、受け取られ方が変わります。

2-3 頻度を抑え、いつでも解除できると伝える

配信の頻度も先に伝えておきます。「送るのは多くても月に一度くらいです」と分かれば、通知に埋もれる心配が消えます。

そして、「もし不要になれば、いつでも解除していただけます」と添える。退路があると分かると、人は気軽に一歩を踏み出せます。「やめられないかもしれない」という不安をなくしておくことも、登録のハードルを下げる大切な一手です。

登録してもらった後こそ、約束を守る

いちばん大事なのは、ここからです。登録時に「空室情報だけ」と約束したのに、あとから求人の案内やイベントの宣伝を送り始める。これをやると、一瞬で信頼を失い、ブロックされます。

約束を守り、空き情報だけを淡々と届け続ける。地味ですが、これがケアマネとの信頼を保つ唯一の方法です。やみくもな連絡が関係を遠ざける話は、ケアマネが「もう来ないでほしい」と思う営業でも触れています。LINEも結局は、同じ気づかいの延長線上にあります。

まとめ|必要な情報を、必要なだけ。それが信頼になる

ケアマネがLINE登録を嫌がるのは、余計な通知への警戒からです。だから、登録の前に「送るのは空室情報だけ」と約束し、ケアマネ側のメリットを示し、頻度といつでも解除できることを伝える。そして登録後は、その約束を守り続ける。

突き詰めれば、ケアマネとの付き合いは「必要な情報を、必要なだけ届ける」ことに尽きます。これはLINEに限った話ではありません。渡す資料も同じ発想で整えると、関係はもっと続きます(ケアマネに渡す営業資料、これだけは入れておけ)。

合同会社QOLでは、介護施設に特化したホームページ制作と、ケアマネやご家族に必要な情報だけを届けるLINE公式アカウントの仕組みづくりをお手伝いしています。「ケアマネにLINE登録してもらいたいが、どう設計すればいいか分からない」という施設様は、ぜひ一度無料相談をご利用ください。介護現場22年・介護福祉士の代表が、集客と紹介の両面からご相談に応じます。

この記事を書いた人
中山 孔太(ナックル)
合同会社QOL 代表 / 介護福祉士・ケアマネジャー / 介護現場22年
介護現場22年の経験を活かし、介護事業者向けのHP制作とLINE構築を行っています。「介護事業のWEB集客・採用の専門家」として、現場のリアルを踏まえたWEB戦略をお届けします。
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中山 孔太(ナックル)