ケアマネは、施設のホームページのどこを見ているのか

ケアマネジャーが事業所のデスクで介護施設のホームページを見ている様子
この記事の目次
  1. ケアマネは「自分が知っている施設」しか紹介できない
  2. ケアマネがホームページで確認している5つのこと
  3. 「更新されているHP」は、それだけで信頼される
  4. 紹介される施設になるために、HPで整えること
  5. まとめ|営業とホームページは、セットで効く

ケアマネからの紹介は、介護施設にとって今も大切な集客ルートです。これは多くの施設が実感していることだと思います。

ただ、「ケアマネのところへ営業に行く」だけでは足りません。ケアマネは、利用者に施設を紹介するかどうかを検討するとき、ほぼ必ずその施設のホームページを見ているからです。営業で受けた印象を、HPで裏取りしている、と言ってもいいかもしれません。

私自身、施設の側からケアマネのところへ営業に回っていた頃、ここを何度も実感しました。その場で好印象を持ってもらえても、後日HPを見られて情報が薄いと、紹介にはつながらない。この記事では、ケアマネがホームページのどこを見ているのか、そして紹介される施設になるために何を整えればいいのかを、営業してきた側の視点で整理します。

ケアマネは「自分が知っている施設」しか紹介できない

ケアマネが利用者に施設を勧めるとき、頭のなかにある「知っている施設のリスト」から選びます。ケアマネの世界では、これを社会資源リストと呼んだりします。

裏を返せば、そのリストに入っていない施設は、どれだけ中身が良くても、紹介の候補にすら上がりません。まずは知ってもらうこと、そして「ここなら任せられそうだ」と思ってもらうことが出発点になります。

そのリストに入る入口のひとつが、ホームページです。営業で施設の名前を知ってもらったあと、ケアマネは「どんな施設なのか」をHPで確認します。このとき情報が薄かったり、何年も更新されていなかったりすると、せっかく営業で上がった印象が、そこで下がってしまいます。営業とHPは、片方だけでは効きません。

ケアマネがホームページで確認している5つのこと

ケアマネがHPを開くとき見ているのは、施設の自己紹介ではありません。「今担当している、この利用者を紹介できるか」という判断材料です。具体的には、次の5つを探しています。

2-1 どんな施設か——種別・対象・規模

サービス付き高齢者向け住宅なのか、住宅型なのか、介護付きなのか。どのくらいの要介護度の方を対象にしているのか。ケアマネは最初の数秒で「自分の担当者に合う施設か」を見極めます。トップページを開いてすぐにこれが分からないと、その先を読んでもらえません。

2-2 今、空きがあるか

空き状況は、何度も見られる項目です。空きがなければ、今は紹介のしようがないからです。「空室あり」「近く空き予定」「満室・待機」のどれなのか、いつ時点の情報なのかが分かると、ケアマネは動きやすくなります。古い空き情報のまま放置されていると、問い合わせても「もう埋まっています」が続き、やがて見に来てもらえなくなります。

2-3 受け入れ条件と医療対応

ケアマネが紹介先選びでいちばん迷うのがここです。認知症の方を受け入れているか、看取りに対応しているか、たんの吸引や経管栄養、インスリンといった医療処置はどこまで可能か。「ご相談ください」だけでなく、対応できる・できない・要相談を具体的に書いておくと、ケアマネは「この利用者なら、ここに出せる」とその場で判断できます。

2-4 費用の目安

ケアマネは、利用者の家族に費用を説明する立場にあります。月にどのくらいかかるのか、何が含まれて何が別途かかるのか。正確な金額でなくても、おおよその幅が分かれば、家族に説明しやすくなります。費用がまったく分からないHPは、紹介をためらわせます。

2-5 連絡のしやすさ

どこに連絡すればいいのか。相談窓口、電話番号、問い合わせフォーム。ケアマネの動きは速く、退院のタイミングなどで「今すぐ受け入れ先を探したい」場面が何度もあります。連絡先がすぐ見つかり、相談員の名前まで分かると、それだけで連絡のハードルが下がります。

「更新されているHP」は、それだけで信頼される

もうひとつ、ケアマネが無意識に見ているものがあります。そのホームページが「活きているか」です。

お知らせやブログが何年も止まっている施設を見ると、ケアマネは「ちゃんと運営されているのだろうか」と引っかかります。情報が古いということは、空き状況や料金も当てにならないかもしれない、と受け取られます。反対に、空き状況やお知らせがこまめに更新されているHPは、それだけで安心して見に来てもらえます。手間のかかる部分ですが、ここが信頼につながります。

紹介される施設になるために、HPで整えること

やることは、これまで挙げた5つと「更新」を、ケアマネがすぐ見つけられる場所に置くこと。それだけです。施設の種別と対象を冒頭で示し、空き状況・受け入れ条件・費用・連絡先を分かりやすくまとめ、情報を新しく保つ。特別なことではありません。

そのうえで、空き状況のように変わりやすい情報をどう届け続けるかも考えておくと、なお効きます。HPに最新の空き状況を載せておけばケアマネはそこを見れば済みますし、登録してくれたケアマネにLINE公式アカウントで空き情報だけを届ける方法もあります。ただし、頻繁な営業連絡はかえって嫌われます。送るのは相手が本当に必要とする情報だけに絞ること。この線引きについては、ケアマネが「もう来ないでほしい」と思う営業でも触れています。

まとめ|営業とホームページは、セットで効く

ケアマネは「知っている施設」のなかから紹介します。その判断材料になっているのが、ホームページです。

施設の種別と対象、空き状況、受け入れ条件と医療対応、費用の目安、連絡のしやすさ。この5つを分かりやすく見せて、情報を新しく保つ。これがそろえば、ケアマネの社会資源リストに残り続けます。営業で名前を知ってもらい、HPで裏取りして信頼してもらう。この二段構えが、紹介につながります。

合同会社QOLでは、介護施設に特化したホームページ制作と、ケアマネ・ご家族・求職者に必要な情報を届けるLINE公式アカウントの仕組みづくりをお手伝いしています。「ケアマネに紹介してもらえる施設にしたいが、HPで何をどう見せればいいか分からない」という施設様は、ぜひ一度無料相談をご利用ください。介護現場22年・介護福祉士の代表が、集客と紹介の両面からご相談に応じます。

この記事を書いた人
中山 孔太(ナックル)
合同会社QOL 代表 / 介護福祉士・ケアマネジャー / 介護現場22年
介護現場22年の経験を活かし、介護事業者向けのHP制作とLINE構築を行っています。「介護事業のWEB集客・採用の専門家」として、現場のリアルを踏まえたWEB戦略をお届けします。
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中山 孔太(ナックル)