介護施設のホームページ、業者に頼むか自分たちで作るか——時間と「続けられるか」で決める

ノートパソコンとノートでホームページ制作を検討する様子

施設のホームページを作ろうとなったとき、最初に迷うのが「業者に頼むか、自分たちで作るか」です。最近は無料で使えるツールもあって、やろうと思えば自分で作れますし、お金もそれほどかかりません。だから「ホームページくらい自分で作れる」と言われることもあります。ただ、現場で22年働いてきた身からすると、そこには「続けられるかどうか」という別の問題があります。今回は、どちらを選べばいいのかを、いいところと注意するところの両方から書きます。

この記事の目次
  1. 「ホームページくらい自分で作れる」と言われがちだけど
  2. 自分たちで作る場合の、いいところと続かないところ
  3. 業者に頼む場合の、いいところと注意すること
  4. 結局、何で決めればいいのか
  5. 時間を買う、という選び方
  6. まとめ

「ホームページくらい自分で作れる」と言われがちだけど

無料で使えるツールが増えて、パソコンが少し触れる人なら、ホームページの形を作ること自体はできるようになりました。実際、職員さんの中に詳しい人がいて、自分たちで立ち上げている施設もあります。

ただ、「作れる」ことと「使えるものとして続く」ことは別の話です。介護の現場は、人手も時間も足りません。日々の業務だけで一日が終わっていく中で、ホームページに毎週手を入れられる施設は、正直そう多くない。作ること自体より、作ったあとのほうが本番です。ここを見落とすと、どちらを選んでも同じところでつまずきます。

自分たちで作る場合の、いいところと続かないところ

2-1 安く始められて、愛着がわく

自分たちで作るいちばんのよさは、費用がほとんどかからないことです。自分のペースで直せますし、現場のことをいちばん知っているのは職員さんなので、リアルな言葉や雰囲気がそのまま載るのは強みになります。外注の文章にはない、その施設らしさが出ます。

2-2 いちばんの壁は「時間」と「続けること」

問題はそのあとです。最初は気合いを入れて作っても、更新が止まりがちになります。空室情報も求人も、気づけば去年のまま。ホームページを見たら最終更新が一年前、という施設をよく見かけます。

それに加えて、スマホで見たときに表示が崩れていたり、問い合わせや見学の導線がわかりにくかったり、そもそも検索しても出てこなかったり、ということも起きます。作った本人は気づきにくい部分です。放置されたホームページは、ないよりマシとは言い切れず、かえって「ちゃんと運営できているのかな」という印象を与えてしまうこともあります。

業者に頼む場合の、いいところと注意すること

3-1 設計・導線・スマホ対応をまとめて任せられる

見学や問い合わせ、採用につなげたいなら、どこに何を置くかという導線の設計が必要になります。スマホでの見やすさや表示の速さ、検索で見つけてもらうための対策もそうです。こういったものをまとめてやってもらえるのが、業者に頼む価値です。ひとことで言えば、時間を買えます。現場は現場に集中して、ホームページのほうは任せる、という分け方ができます。

3-2 任せきりにすると中身が薄くなる

注意点もあります。まず、丸投げしてしまうと、どこの施設でも同じような当たり障りのない文章になりがちです。現場の声や写真を渡すのは施設の役割で、ここを業者任せにすると中身が薄くなります。

もうひとつは、業者選びには当たり外れがあることです。解約や違約金の条件、ドメインやデータが誰の名義になるのかは、契約する前に必ず確認しておいてください。ここさえ押さえておけば、もし合わなかったときに別の会社へ移すこともできます。

結局、何で決めればいいのか

4-1 「存在すればいい」のか「集客の道具にしたい」のか

いちばんの分かれ目はここです。とりあえず名刺代わりに最低限あればいい、というなら、自分たちで作るので十分です。一方で、見学や問い合わせ、採用をホームページから増やしたい——つまり集客の道具として使いたいなら、設計と運用が要ります。そこに割ける時間が取れないなら、業者に任せたほうが結果的に近道です。

4-2 自作でいくなら、ここだけは外さない

自分たちで作ると決めたなら、最低限この4つだけは押さえてください。

  • スマホで見やすいか(多くの人はスマホで見ます)
  • 問い合わせ・見学予約の入り口が、すぐわかるか
  • 施設の中や働く人が伝わる写真が載っているか
  • 情報を最新に保てる体制があるか(誰が、いつ更新するか)

逆に言えば、この4つを続けられる自信がないなら、自作は止まりやすいということでもあります。

時間を買う、という選び方

私自身は介護の現場に長くいたので、現場に時間の余裕がないことは身にしみてわかります。だからこそ、自分たちで頑張ろうとして途中で止まってしまうくらいなら、設計と運用は任せて、現場は現場に集中する、という選び方もあると思っています。

もちろん費用はかかります。ただ、放置されずに続く形にできるかどうかで、ホームページの価値はまるで変わります。ドメインやデータを施設の名義で持てる業者を選べば、まるごと預ける怖さも減ります。どちらが正解ということではなく、時間が取れるか、続けられるか、で決めればいい話です。

まとめ

業者に頼むか自分たちで作るかは、この2つで決まります。

  • ホームページを「集客の道具」にしたいのか、最低限あればいいのか
  • 更新を続ける時間が、現場で取れるのか

集客につなげたくて、なおかつ時間が取れないなら業者。最低限でよくて、続けられる人がいるなら自作。自作でいくなら、スマホ・導線・写真・更新の4つだけは外さない。業者に頼むなら、契約と名義を契約前に確認する。これだけ押さえておけば、大きく外すことはありません。

そもそもホームページで何を伝えれば選ばれるのかは、介護施設は「第一印象」で選ばれる も合わせて読んでもらえると、自作・業者どちらの場合でも判断の助けになると思います。

どちらで進めるか迷ったときや、いまのホームページを見直したいときは、無料相談 からお気軽にどうぞ。

合同会社QOLは、介護現場で22年働いてきた介護福祉士の代表が運営しています。介護施設のホームページとLINE公式アカウントの制作を、施設の名義で資産として持てるかたちでお手伝いしています。

この記事を書いた人
中山 孔太(ナックル)
合同会社QOL 代表 / 介護福祉士・ケアマネジャー / 介護現場22年
介護現場22年の経験を活かし、介護事業者向けのHP制作とLINE構築を行っています。「介護事業のWEB集客・採用の専門家」として、現場のリアルを踏まえたWEB戦略をお届けします。
代表挨拶ページを見る →
中山 孔太(ナックル)